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Blog ハピュアデンタルクリニック渋谷ブログ

2022.5.25 ブログ
最近関心が高まっている口臭ケアについて

こんにちは

人は体のそれぞれに匂いがあり、お口にもあります。

お口の匂いのうち、他人から良く思われない匂いを口臭と言います。

言い方を変えれば、周囲の人たちが不快に思わなければ口臭ではないんですね。

その口臭の原因の6割以上は、お口から発生していると言われています。

口臭が強いと社会的なコミュニケーションにも悪影響が出ることがあるため、口臭のケアはとても大切です。

口臭の自覚がある人は8割以上と言われていますが、近年、若い方々の間で口臭ケアへの関心が高まっているようです。

今回は、口臭の原因やその対策についてお話しします。

口臭の種類

口臭と言っても、大きく分けると2タイプあります。 ”生理的口臭”と”病的口臭”です。

生理的口臭

生理的口臭は、生活習慣やストレス、時間帯などによって生じる口臭で、その原因は、歯磨き不足・唾液の減少・食事やアルコールなどです。

歯磨きが足りないとお口の中が不潔になりますからニオイが生じます。

唾液にはお口の中の汚れを洗い流す洗浄作用や、雑菌の繁殖を抑える抗菌作用などいろいろな働きがあります。

唾液の量は一定ではなく、1日の中で多いときもあれば少ない時もあります。

唾液の量が減ると、洗浄作用や抗菌作用が低下するため、ニオイが発生する原因となります。

朝起きたときやお腹が空いたとき、緊張したときなどに口臭が生じるのは、唾液の量が減っているからです。

例えばニンニクやニラを食べたり、お酒を飲んだりすると口臭がするように、食事やアルコールと口臭も切っても切れない関係にあります。

このように考えると、生理的口臭は、誰にでも起こりうる口臭といえます。

病的口臭

病的口臭は、病気が原因で生じる口臭です。

口臭の原因となる病気は、”お口の病気”と”全身的な病気”に分けられますが、お口の病気が大多数を占めています。

口臭と関係するお口の病気は、歯周病・重症化した虫歯・ドライマウスなどです。 全身的な病気は、糖尿病や腎臓病、蓄膿症などです。

お口の病気と口臭の関係

歯周病

歯周病は、歯肉の腫れや出血から始まり、やがて歯がグラグラして抜けてしまう病気です。

歯周病の原因は、歯周病菌という細菌です。

歯と歯肉の隙間である歯周ポケットで増えていくのですが、歯周病菌が増える過程でガスを発生させるのですが、これが原因で口臭が生じます。

深い虫歯

虫歯は、ミュータンス菌などの原因菌が作り出す乳酸で、歯が溶かされる病気です。

虫歯が進行すると、徐々に穴が深くなってきます。

虫歯の穴は、浅いうちは食べカスが入っても歯磨きで取り除けますが、深くなるとそうではありません。

しかも、穴の中のため雑菌も取り除けませんから、増殖してガスを作り出すようになります。

歯の神経のところにまで進むと神経を腐らせることもあり、やはりガスを発生させます。

このガスのニオイが口臭の原因となります。

親知らず

親知らずは、斜めに埋まっていたり、後ろ側が歯肉で覆われていたりすることが多く、ほとんどがきちんと生えていません。

生え方が良くないだけでなく、最も奥なので歯磨きそのものがとても難しく、よく歯肉を腫れさせます。

歯周病と同じく、親知らずも口臭の引き金となります。

ドライマウス

ドライマウスは、唾液の減少によって生じるお口の乾燥症です。

唾液が減少する原因はいろいろありますが、唾液の減少が洗浄作用や抗菌作用などの低下につながるため、口臭を引き起こします。

ドライマウスは高齢の方に多いのですが、ストレスが多い現代社会ではストレスから生じるドライマウスや、精神的な不調和を改善するための薬によって生じるドライマウスもあり、決して若い方に無縁の病気ではありません。

口臭ケアの方法

ブラッシング

お口の汚れは、お口のニオイの元です。

毎食後、きちんと歯磨きしてお口の汚れを取り除くようにしてください。

歯磨きの際には、歯と歯の間にも注意が必要です。

歯と歯の間は歯ブラシだけではきれいにしにくいので、汚れが残る温床となるからです。

歯ブラシに加えて、歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯と歯の間まできれいにするようにしましょう。

舌苔ケア

舌苔とは、舌の表面についている苔のようなものです。

舌苔は付いているのが正常なので、ゼロにする必要はないのですが、量が増えてくるとニオイの元になります。

舌苔をケアしたい場合は、舌ブラシという舌専用のケア用品がありますので、こちらをご使用ください。

歯ブラシで舌を擦ると、舌を傷つけることがありますので、歯ブラシでの舌のケアは避けてください。

歯のクリーニング

歯磨きを毎食後していても、どうしても磨けないところはありますし、歯ブラシでは取れない歯石などもついてきます。

こうしたところをきれいにすることが、歯科医院で行っている歯のクリーニングです。

定期的に歯のクリーニングを受けることで、お口の中をよりきれいな状態に保つことができますので、口臭対策にもとても効果的です。

ストレスの緩和

ストレスは、唾液減少の原因のひとつです。

日常で緊張をしているとき、唾液があまり出なくて口が乾燥することはありませんか?

強いストレス下だと同じ現象が起きてしまい、唾液の分泌量が少なくなります

ストレスをなくすことができれば理想的ですが、

なかなか難しい相談です。

そこで、趣味や睡眠などで、ストレスを和らげるようにしましょう。

禁煙

タバコを吸うと、ニコチンやタールがお口に付着しますが、これらは強いニオイを発するため、口臭の原因になります。

しかも、歯に強くこびりつくため、歯磨きで取り除くことは困難ですし、タバコは唾液の量を減らしてしまいます。

禁煙もとても大切な口臭対策です。

まとめ

今回は、最近、若い方の間で関心が高まっている口臭についてお話ししました。

口臭のケアには

  • ブラッシング
  • 舌苔ケア
  • 歯のクリーニング
  • ストレスの緩和
  • 禁煙

が効果的です。

当院では、口臭ケアに積極的に取り組んでいます。

ぜひ、当院で一緒に口臭ケアに取り組みましょう。

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