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Blog ハピュアデンタルクリニック渋谷ブログ

2022.6.13 ブログ
マスク生活での歯やお口の健康リスク

こんにちは

新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、日常的にマスクをつけるのが習慣化しています。

マスクをして生活をしていると、息苦しさから知らず知らずのうちに口呼吸をしていることがあります。

現在、マスク下での口呼吸がもたらす、歯やお口の健康上のトラブルが問題になっています。

今回は、マスク生活での歯やお口の健康リスクについて解説します。

諸悪の根源、呼吸

まずは口呼吸について解説します。

口呼吸について

マスク生活が引き起こすお口のトラブルの原因は、口呼吸です。

呼吸とは、酸素を取り込んで二酸化炭素を出すことです。

ヒトは、口でも呼吸できますが、本来は呼吸は鼻でするものです。

口で息することができるのはヒトだけと言われており、鼻呼吸は生物全般に共通することと言えます。

口呼吸による健康への悪影響

口で息をするだけで、何が悪いのと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

口呼吸は、アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー性鼻炎、扁桃炎、誤嚥性肺炎などの病気の原因になることが明らかになっています。

実は、口呼吸は、さまざまな病気の原因になる怖い呼吸なのです。

歯やお口の健康に関係する唾液の働き

唾液には歯やお口の健康を守る大切な働きがあります。

歯やお口の健康に欠かせない唾液の働き

唾液の働きはいろいろありますが、歯やお口の健康に直接関係するのは

①洗浄作用(お口の中の汚れを洗い流す働き)

②再石灰化作用(虫歯菌が溶かした歯を治す働き)

③抗菌作用(虫歯菌や歯周病菌などの活動を抑える働き)

④緩衝作用(虫歯菌の作り出した酸を中和する働き)

の4つです。

こうした働きで、唾液は歯やお口の健康を守っています。

この他の唾液の働きとしては、消化作用、味覚に関する作用、発音に関する作用、傷を治す作用などがあります。

口呼吸による唾液の減少

口呼吸をしていると、喉が渇きやすくなります。

これは、口呼吸によって、唾液が過剰に蒸発してしまうからです。

唾液を作り出す量より、唾液が蒸発して失われてしまう量の方が多くなる結果、お口が乾燥し、喉が渇くというわけです。

口呼吸で唾液が減ることで、先ほどご説明したさまざまな唾液の働きが失われてしまいますから、歯やお口の健康を保てなくなります。

口呼吸が引き起こす歯やお口のトラブル

では、口呼吸が引き起こす歯やお口の健康トラブルの具体例をご説明します。

口臭

口臭の原因はさまざまですが、その大部分はお口にあります。

お口の中には数千とも言われるほどの細菌がおり、ガスを作り出しています。

細菌の種類が多いことから、作り出されるガスの種類も多いのですが、口臭に関係するのは揮発性硫黄化合物です。

特に関係するのが『硫化水素』『メチルメルカプタン』『ジメチルサルイファイド』という3種類のガスで、不快なニオイの元と言われています。

唾液が減ることで、お口の中のさまざまな細菌を抑えにくくなりますから、上記のガスの発生も増えてしまいます。

唾液量の減少は、口臭を引き起こす原因でもあります。

虫歯のリスク上昇

虫歯の原因は、ストレプトコッカス・ミュータンス菌、すなわち虫歯菌です。

虫歯菌が、お口の中で食べカスや磨き残しを利用して、酸を作り出します。

この酸が歯を溶かして虫歯が発生します。

唾液が十分あれば、『虫歯菌の活動を抑える』『お口の中の汚れを洗い流す』『酸を中和する』『酸に溶かされた歯を治す』ことができるため、虫歯になりにくくなります。

口呼吸をすると、唾液が蒸発して減ってしまうため、虫歯のリスクが高まります。

歯周病のリスク上昇

歯周病の原因は、アクチノバチラス・アクチノミセテムコミタンスなどの歯周病菌です。

歯周病菌が作り出す毒素が歯肉や歯を支える歯槽骨という骨にダメージを与えることで、歯肉の腫れや歯のぐらぐら化をもたらします。

唾液の抗菌作用は歯周病菌にも効きます。

歯周病菌によりダメージを受けた歯肉を治す働きもあります。

口呼吸による唾液量の減少は、歯周病のリスクを高めます。

歯並びの悪化

口呼吸と歯並びは関係なさそうに思われますが、実はそうではありません。

鼻呼吸の方は、舌先が上顎の前歯の裏側の歯肉のあたりに当たっています。

これが正常な舌先の位置なのですが、この状態でお口を開けて息を吸い込もうとしてみてください。

舌先が上顎の前歯の裏側にあると、舌が蓋をするので口で息することはできません。

そのため、口呼吸をする人は、舌先を下げて、下顎の前歯の裏側に当たるようにしています。

人の歯並びには、頬や唇が外側から押す力と、舌が内側から押す力のバランスが関係しています。

口呼吸をすると、下顎の前歯を内側から舌が押すため、下顎の前歯が前に押し出され、受け口になります。

それだけでなく、噛み合わせたときに、上顎の前歯と下顎の前歯の間に隙間ができて、噛み合わせられない原因にもなります。

これらは、子供だけでなく大人でも起こりうることです。

口呼吸は歯並びを悪くする原因でもあるのです。

まとめ

今回は、マスク生活で生じる歯やお口の健康リスクについてお話ししました。

マスク生活が続くと、息苦しさからついつい口呼吸をしてしまいがちです。

口呼吸を続けると

①お口の乾燥化

②口臭

③虫歯のリスク上昇

④歯周病のリスク上昇

⑤歯並びの悪化

など歯やお口の健康トラブルを引き起こす可能性があります。

困ったことに、マスクをしているために、ご自身だけでなく、周囲の方々にも口呼吸に気づいてもらいにくくなっています。

当院では、口呼吸による歯やお口の健康トラブルも診察しています。

『喉が渇きやすくなった』『口臭が気になるようになった』という方は、もしかしたら口呼吸をしているのかもしれません。

このような方は、当院で一度ご相談ください。

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